肺がん予防と換気扇|食薬チャンネル
ガンは、日本人のふたりにひとりが掛かると言われています。
厚生労働省が平成23年10月に発表した「主な疾病の総患者数」では、7位に数えられています。
日本人の死因の第1位はガンです。主な死因の約3分の1位を占めています。
現代は、人生80年の時代です。
江戸時代は「人生50年の時代」でした。
ちなみに縄文時代は「人生30年の時代」ですね。
当時は“ガン年齢”まで長生きできなかったのです。
ガンになる前に、ほとんどの人が腸内感染症や天然痘、結核、梅毒などの感染症で亡くなっていました。
昭和40年以降のガンの死亡率を部位別にみると、男性では肺がん、膵臓がん、大腸がん。女性では肺がん、膵臓がん、乳がんの割合が増加しています。
男女ともに肺がんの発生率が高いです。
最近は女性も喫煙する人の割合が高くなっているのでガンになりやすいのでしょうか?
女性の肺がんを招いている最大の原因は、調理する時の油煙や焦げの匂いを吸い込むことにあります。
煙は物を燃やす時にでます。
物を燃やす時にできる化学物質にベンツピレンというものがあります。
特に、燻製品に多く含まれます。
このベンツピレンは接触したところはどこであろうとそこにガンをつくります。
人が濃厚なアルコールを飲むと胃の粘膜はいたみ剝がれます。
このような状態の時にベンツピレンがついたハムなど燻製品を食べると胃の中は大変な状態になります。
ベンツピレンは肉や魚を焼くときにもできますがその量はわずかです。心配いりません。
燻製品をひかえましょう。
煙草は自分の肺を燻製にしています。
避けるべきです。
蛇足ながら、煙草を吸っている時は燃焼にたくさんの酸素が供給されるので高温になります。
ベンツピレンの生産量は少ないのです。
煙草を手に持っている時はいぶされているのでベンツピレンの生産量は3.7倍も多くなります。
これを吸わされる周りの人はたまらないですね。
自動車の廃ガスの中にもベンツピレンは多量に含まれています。
肺がんも急増しました。
調理をするときに油煙や焦げの匂いがする時があります。
換気扇のスイッチを入れ、換気して煙を外に出しましょう。
ベンツピレンを外に出すのです。
肺がん予防に換気扇を回しましょう。
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シックスハウス症候群|食薬チャンネル
私たちが生活している屋内は化学物質で満たされています。
建築資材はシックスハウス症候群(屋内の空気汚染)の対策として、使用する化学物質が建築基準法や厚生労働省の指針値で定められています。
しかし、家具や家電製品は対象とされていません。
特に、合板とプラスチックが使われた製品に気をつけましょう。
合板の場合、板を貼り合わせる接着剤からホルムアルデヒドなどが放散します。
抗菌加工・防ダニ加工・難燃性加工を施している製品・プラスチック製品等から化学物質が揮発します。
カーテンやカーペット、キッチンマット、防シワ・防虫加工された衣類からも揮発・放散します。
プラスチック製品の食器や玩具、合成皮革のソファーや椅子などからも揮発しています。
アイロンや冷蔵庫などの家電製品の場合、電気を通すことにより化学物質が揮発しますし、臭気を漂わせることがあります。
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食品添加物|食薬チャンネル
食品添加物は『魔法の粉』と言われています。
(光の部分)
➀食品を長持ちさせる。
②色形を美しく仕上げる。
③品質を向上させる。
④味をよくする。
⑤コストを下げる。
一方、食品添加物は職人の魂を売らせる『悪魔のささやき』と言われています。
食品添加物には本来農薬なのに、日本で取り扱うことを目的として“食品添加物”という名前で使われています。
(影の部分)
➀食品添加物の人体への害悪・毒性があります。
・癌の発生リスクを高めます。
②日本の食文化を崩壊させます。
・食品添加物が「家庭の食卓」を崩壊させます。
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ストレスとビタミンCとパントテン酸|食薬チャンネル
ストレスとはひずみのことです。
このストレス防御にビタミンCとパントテン酸が関係しているというお話です。
1950年に、カナダのセリエがつけた名前です。
肉体的ばかりでなく、精神的にも快適でない状態にあることをいいます。
副腎を取り除いたラットは寒いところに置かれると、正常なラットに比べると早く凍えて死んでしまいます。
そのラットは、水に浮かべて泳がせても疲労に耐える力が減ってすぐに溺れます。
また、ジフテリア菌の毒液を注射しても副腎が無いと死んでしまいます。
しかし、副腎皮質ホルモンを注射すると、凍え死なず、溺れず、毒液注射でも生きていることができます。
この副腎皮質ホルモンを作るためにビタミンCとパントテン酸が働いています。
ビタミンCは野菜や果物で摂ることができます。
ジャガイモはビタミンCとパントテン酸のどちらも持っています。
免疫力を高めるためにもビタミンCとパントテン酸は摂るようにしましょう。
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タンパク質と癌|食薬チャンネル
タンパク質は肝臓で解毒のための酵素を生成するのに必要ですから、タンパク質が食事の中に少ないと発癌すると言われています。
実験的にカビ毒を使って癌を作る時にも食事の中に良質のたんぱく質を増やすと、発癌を防げることが認められています。
ところが、アメリカ人の食事にあるように高たんぱく質で高カロリーの食事を食べ続けると発癌が多いのです。
低たんぱく食をお腹いっぱい食べる食事も癌が多いです。
食べたい時に食べれる満腹組と、お腹を空かしている空腹組では満腹組のほうが発癌率が多く、寿命も短い傾向にあります。
戦時中のように、低たんぱくで低カロリーの食事は発癌が少ないのです。
理想的な癌発育を抑える食事は、中くらいのタンパク質を含む低カロリー食と言われています。
穀物を主食とし、少量の良質タンパク質を摂り、腹八分目に食べましょう。
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コレステロールと癌②|食薬チャンネル
ロンドン医科大学でコレステロールが癌の発育に影響を与えるかどうか調べました。
1グループ20匹のラットを2グループ飼います。
飼料は市販の痩せるための液状食です。
食品の中に繊維分を含んでいません。脂肪も必要最低限のリノール酸以外は含まれていません。
栄養的には完全なものです。
1グループは瘦せるための液状食だけをあたえました。
もうひとつのグループには液状食に1000mgのコレステロールを加えました。
(1000mgのコレステロールというと、人が2個の卵を使ってベーコンエッグを作って食べる時のコレステロールに相当します)
ふたつのグループのラットに13週間大腸癌を起こす発癌毒を注射して、50%のラットが発癌するのにかかった日数を比べました。
瘦せるための液状食だけのグループが発癌するためにかかった日数は390日でした。
コレステロールを加えたグループの発癌日数は210日でした。
この研究で分かったことは、コレステロールを加えたグループは発癌が促進された、ということです。
あまり神経質になる必要は無いと思います。が、コレステロールは一度に沢山食べ過ぎないようにしましょう。
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コレステロールと癌①|食薬チャンネル
ニューヨク市立医学研究所は、リンパ肉腫の成長にコレステロールがどのように影響を与えるかということを調べています。
リンパ肉腫を移植したマウス48匹を1グループ12匹ずつ4つのグループに分けます。
マウスに与える飼料は牛乳タンパク25g、砂糖68.5g、植物油5g、ビタミン1gなどを配合したものを“対照飼料”とします。
一つ目のグループには対照飼料のみを与えます。
ふたつめのグループには対照飼料にコレステロールを1%加えたものを与えます。
三つ目のグループには対照飼料にコレステロールを2%加えたものを与えます。
四つ目のグループには対照飼料にコレステロールを4%加えたものを与えます。
一つ目のグループの肉腫の重量は1g弱あります。ふたつめのグループは1.8g、三つ目のグループは2.2g、四つ目のグループは2.4gありました。
この研究は、コレステロールがあると肉腫の発育が促進されることを教えてくれます。
そういうとコレステロールを撮りたくないと思われる方があると思います。
極端に怖がらなくて大丈夫ですよ。
1%のコレステロールを食べているグループのコレステロール量を人間に例えたら、毎日8個の卵を食べている量に相当します。
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