コレステロールと癌①|食薬チャンネル
ニューヨク市立医学研究所は、リンパ肉腫の成長にコレステロールがどのように影響を与えるかということを調べています。
リンパ肉腫を移植したマウス48匹を1グループ12匹ずつ4つのグループに分けます。
マウスに与える飼料は牛乳タンパク25g、砂糖68.5g、植物油5g、ビタミン1gなどを配合したものを“対照飼料”とします。
一つ目のグループには対照飼料のみを与えます。
ふたつめのグループには対照飼料にコレステロールを1%加えたものを与えます。
三つ目のグループには対照飼料にコレステロールを2%加えたものを与えます。
四つ目のグループには対照飼料にコレステロールを4%加えたものを与えます。
一つ目のグループの肉腫の重量は1g弱あります。ふたつめのグループは1.8g、三つ目のグループは2.2g、四つ目のグループは2.4gありました。
この研究は、コレステロールがあると肉腫の発育が促進されることを教えてくれます。
そういうとコレステロールを撮りたくないと思われる方があると思います。
極端に怖がらなくて大丈夫ですよ。
1%のコレステロールを食べているグループのコレステロール量を人間に例えたら、毎日8個の卵を食べている量に相当します。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
これからもこのようなことをお伝えしますので食薬チャンネルをよろしくお願いいたします。