コレステロールと癌②|食薬チャンネル
ロンドン医科大学でコレステロールが癌の発育に影響を与えるかどうか調べました。
1グループ20匹のラットを2グループ飼います。
飼料は市販の痩せるための液状食です。
食品の中に繊維分を含んでいません。脂肪も必要最低限のリノール酸以外は含まれていません。
栄養的には完全なものです。
1グループは瘦せるための液状食だけをあたえました。
もうひとつのグループには液状食に1000mgのコレステロールを加えました。
(1000mgのコレステロールというと、人が2個の卵を使ってベーコンエッグを作って食べる時のコレステロールに相当します)
ふたつのグループのラットに13週間大腸癌を起こす発癌毒を注射して、50%のラットが発癌するのにかかった日数を比べました。
瘦せるための液状食だけのグループが発癌するためにかかった日数は390日でした。
コレステロールを加えたグループの発癌日数は210日でした。
この研究で分かったことは、コレステロールを加えたグループは発癌が促進された、ということです。
あまり神経質になる必要は無いと思います。が、コレステロールは一度に沢山食べ過ぎないようにしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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